「やりたいから、両方やる」── 新卒で兼務を選んだ石本さんの一日
石本 光翼エンジニア・セールス役割は取材時のもの
In this story
- 新卒1期生として入社し、プロダクト開発とセールスを兼務しながら、新卒2期生・東さんの教育担当も務めている
- 兼務は最終面接で会社から提示された。データサイエンティストに必要な三つの力のうち、足りなかった「ビジネス力」を鍛えるためにその場で引き受けた
- セールスで自社プロダクトを動かす当事者だから、開発の細かいズレや違和感に気づける。業務の切り替えはカレンダーに時間を予定として入れて行う

「新卒でベンチャーに入ったら、2〜3年後にどんな景色が見えているんだろう」── 就職活動中、そんな問いを持ったことがある方もいるのではないでしょうか。
今回お届けするのは、ハイタレント新卒1期生・石本さんの一日です。
プロダクト開発を担いながら、セールスも兼務しており、新卒2期生・東さんの教育担当も担っています。
テック・セールス・教育を行き来する越境キャリアのリアルを、時間の流れに沿って追いかけました。
石本さんの一日
9:30 ── 出社・朝のルーティン。AIを活用した始業前の準備
出社してパソコンを開いたら、まずメールチェックです。私が教育担当を務める東さんに関連するメールも、意識的に確認するようにしています。
また、始業前にAIを使ってto-do整理をします。
このAIワークフローは自分なりに運用方法を日々アップデートしています。この朝のルーティンを済ませておくと、その日いっぱい頭がスッキリしたまま動けます。
10:00 ── セールスチームの朝会。兼務メンバーが意見を持ち寄る場
毎朝10時から、所属している桜井チームの朝会があります。
まずは前日の良かったことをシェアし合って、お互いの仕事ぶりをフラットに称え合います。
そのあとチームと個人の数字を確認して、次のアクションを話し合います。
曜日によってアジェンダが変わり、日々の成功・失敗のシェアや、タレントさん(HiTalentに登録している会員)の稼働状況の確認なども入ります。

ハイタレントには「主務+1」という文化があります。
主務に加えて、もう一つ自分の専門領域を持って動きます。桜井チームには兼務メンバーが多く、兼務者それぞれの強みを毎朝持ち寄れる場になっています。
ハイタレントを選んだ大きな理由の一つも、ここにあります。新卒で最初から兼務させてくれる会社はなかなかない中で、入社初日から両方に取り組める環境がハイタレントにはありました。
11:00 ── 26新卒 東さんとの1on1。「なぜそれをやるか」を伝える時間
朝会のあとは、新卒2期生・東さんとの1on1です。
業務の相談に乗ったり、雑談を交えたりしながら30分ほど時間を取っています。
気をつけているのは、「なぜそれをやるのか、なぜそれが大事なのか」をちゃんと伝えることです。
誰しも「いいからやってください」では納得できないし、それだと人は動きづらい。
これは、私自身が比田井さん(参画当初の直上長)から同じように教えてもらった経験から学んだことです。インターン・新卒で参画した当初に周りからもらったものを、今度は自分が東さんに渡す番だと思っています。
業務のやり方だけでなく、社会人としての振る舞いなど、ハイタレントの外でも通じる部分を一緒に積み上げていきたいです。

12:30 ── ランチ
ランチはメンバーと近くのレストランへ行くことが多いです。外出することが気分転換になっています。
メンバーと一緒に食事する時間には、仕事の話は出てこないことが多いです。ただそこでのコミュニケ-ションがメンバー間の距離を縮め、結果的に働きやすい雰囲気を醸成している気がします。

14:00 ── TS部定例。入社当初からファシリテーターを担い続ける
テクノロジーソリューション部の定例は、開発の進捗と次の方針を、代表の有吉さんも交えて週次で確認する場です。
ファシリテーターは入社当初から私の担当で、インターン時代を含めるとさらに長く続けています。セールスで身についた進行の力が、このファシリの上達にも確実に寄与していると感じます。兼務だからこそ磨かれている部分です。
開発は計画通りにいかないことも多く、ロードマップを動かしながら全員の認識を整える時間でもあります。普段リモートで稼働しているエンジニアの方々と、密にコミュニケーションを取れる貴重な場です。
気を付けているなかで意外と難しいのが、予定していたアジェンダを時間通りに終わらせることです。ここで決定したことがその後の開発の方向を決めるので、密度を上げて時間内に決め切るように意識しています。
15:00 ── クライアントとの商談
クライアントとの商談、セールスの本業の時間です。
商談で意識しているのは、相手が何に困っていて、何が欲しいのかを見極めることです。相手自身もはっきり言語化できていないことがあるので、そういう時は質問を重ねていきます。
あとは、笑顔を忘れないようにしています!

私がセールスとの兼務に踏み出したきっかけは、最終面接で会社から「兼務という形もありますが、やってみますか」と提示してもらったことでした。
当時、データサイエンティストに求められる「ビジネス力・データサイエンス力・データエンジニアリング力」の三つのうち、特に自分に足りていなかったビジネス力を鍛えたい、という想いがありました。
新卒はまず一つの領域に専念するのが普通だと思っていたので、兼務という選択肢があること自体が意外でしたが、それが自分のやりたいことと重なる感覚があり、「そういう選択肢があるならやってみたい」とその場で答えました。
実際に商談を重ねていると、ファシリテーターとして議論を前に進めるスキルや会話をまとめるスキルが磨かれていきます。加えて、クライアントの課題に向き合い続けることで、課題解決力そのものも鍛えられていると感じます。これはテック業務だけでは身につかなかったと考えています。
また、ハイタレントのセールスは「間に入る」仕事が多く、クライアントとタレントさんの利害を調整しながら、双方が納得できる着地点を探っていきます。このクッション役の感覚は、テック側の会議運営やエンジニアとの要件すり合わせでもそのまま活きています。
16:00 ── 案件掲載・候補者探し。自分で触るから分かることがある
商談で案件をいただいた際は、その内容を自社プロダクトに掲載し、マッチするタレントさんを探します。
タレントさんとのコミュニケーションもこの時間帯に行います。
ハイタレントのプロダクトは、主にタレントさんと社内メンバーが日常的に使うものです。私自身がセールスでそのプロダクトを動かしているからこそ、開発における細かいズレや違和感に気づけます。
当事者として現場を回しているからこそ、現場の課題を解決する開発の方向性を見失わずに済んでいると感じます。
17:30 ── 山田さんとの開発mtg。上長でありパートナーである人
直属の上長・山田さんと、開発の方針や要件をすり合わせるミーティングです。
山田さん自身もセールスとテクノロジーソリューション部の兼務で、お互いに二つの領域を行き来する立場です。大きめのタスクがあるときには必ず時間を取ります。

テクノロジーソリューション部の業務は複雑でマルチタスクも多いため、認識のズレを生まないよう、to-doを整理するところから一緒に始めるのが習慣になっています。
山田さんは上長でありながら、いいパートナーだと感じています。
新卒2年目が方針議論にフルで参加できるこの距離感は、ハイタレントならではの成長環境だと思っています。
19:00 ── 開発業務。カレンダーで先に時間を押さえる
夜の時間は、まとまった開発業務に充てることも多いです。
コードを書いたり、システム整理やAI導入のための整備を行います。

兼務する中で、業務間の切り替えに一番効いているのは、カレンダーに業務の時間を予定として入れておくことです。
漠然と「空いているからやろう」ではなかなか頭が切り替わりませんが、予定として入れておけば時間になったら自然とモードに入れます。
両方が中途半端にならないように模索を続けています。
20:00 ── 社内AI勉強会を開催
不定期で社内向けのAI勉強会を開いています。
メンバーからリクエストをもらうことが多く、自然とそういう場が生まれてきます。
勉強会では、最新のAIツールについて解説したり、実際に一緒に環境を構築したりします。人に教えることが単純に好きですし、教えることで自分の理解も深まるので、私自身にとっても楽しい時間です!

20:30 ── 退社。煮詰まったら、明日に任せることもある
やりたいことも、やらなきゃいけないことも、際限なく生まれてきますが、最低限その日絶対にやらないといけないことが終わってから退社するようにしています。
開発系の作業は、仕組みがちゃんと動いて完成するまでやり切るのが基本です。
とはいえ、煮詰まって「全パターンやった、もう解決できない」と感じたら、潔く切り上げて一晩休ませます。翌朝になると、なぜか解けていることがあるんです。

Message ── 石本さんより、読んでいるあなたへ
就活生のとき、やりたいことが複数あって、どちらかに絞らなければいけないのだろうかと悩んだ瞬間がありました。技術をやりたい、でもビジネスサイドも経験したい。
普通に考えれば、まずはどちらかから始めるのが現実的だと思っていました。
でも、両方を同時にやる道もあります。
新卒で最初から兼務させてくれるところはなかなかないなかで、入社初日から両方に取り組める環境が、ハイタレントにはありました。
切り替えは今も難しくて、どちらも中途半端にならないよう模索を続けています。正解はまだ見えていません。
それでも、二つを同時に選んだことを後悔したことはありません。両方やってきたからこそ、ここまでお伝えしてきたような景色が見えていると感じています。
この記事を読んでくれているあなたが、もし「やりたいことが複数ある」と感じているなら、まずはその気持ちを、どちらかに絞り込まないでほしいです。両方同時にやれる道は、思っているよりすぐ近くにあるかもしれません。
あなたが「やりたい」と思うことを持ち寄ってもらえたら嬉しいです!


