「難しいからこそ、価値がある」──2Daysインターンシップ"Glow"で、学生が持ち帰った3つの力
In this story
- 2026年8月の2Daysインターンシップ"Glow"で、学生は「ハイタレントのアセットを活用した新規事業の立案・提案」に取り組んだ
- 社内の実データを使った案に対し、最終報告で有吉は「お金を払って使おうと思うかが詰まっていません」と値付けの甘さを指摘した
- 学生が持ち帰ったのは、抽象的なテーマを構造化する力、事業をお金の流れまで落とす力、相手が知りたい順で説明する力の3つだ

「インターンって、結局どこまでやらせてもらえるのか。お客さん扱いされて終わるのでは」。
多くの学生が抱く不安です。
ハイタレントは2026年8月、2Daysインターンシップ”Glow”を2回にわたって開催しました。運営は初日の冒頭、こう切り出しています。
「難しいからこそ、価値がある」
いずれの回も、2日間で学生に求められたのは、抽象的なテーマを構造化すること、事業をお金の流れまで落とすこと、相手が知りたい順で説明することの3つです。できていない部分には、伴走する社員が、そして最終報告では経営陣が、本気で向き合いました。
参加した学生は、こう振り返っています。
「評価されるよりも挑戦する場が設けられて、そのうえで挑戦した結果に対してフィードバックを受けられるイベントとなっています」
2日間で、学生は何を持ち帰ったのでしょうか。
2日間の流れ
2日間は、次のように進みました。
オープニング
代表メッセージ
ワーク説明
グループワーク
メンターとは別の社員との壁打ち(計3回)
最終報告(経営陣への提案)
経営陣の講評
クロージング
懇親会(任意参加)
お題と、渡されたもの
2日間の中心はグループワークです。お題は、「ハイタレントのアセットを活用した新規事業の立案・提案」でした。
テーマは2種類です。
1つは、大企業やコンサルティングファームで実績を上げながら、起業などの挑戦に一歩を踏み出せずにいる高実績人材の課題を解決する新規事業。
もう1つは、新規事業やDX、組織変革を進めたいものの、戦略・デジタル・事業開発の人材を地域内で採用できない中堅企業の課題を解決する新規事業。学生は、
どちらか一方を選んで取り組みました(以下、それぞれ「人材の班」「中堅企業の班」)。
そのうえで開示されたのが、ハイタレントの実データです。
審査を通過した3,700名を超えるタレント(サービスに登録している会員)の情報、クライアント企業の情報、自社リソース。この3種類の「アセット」を、学生は実際の社内データとして使うことができました。AIの利用も認められました。
運営は「前提として、皆さんにはハイタレントの一社員として考えていただきたい」と伝えました。

答えは教えない。ただし伴走する
ワークにはメンターの社員が各班に付き、伴走しました。加えて、メンターとは別の社員に案をぶつける壁打ちが3回組み込まれ、1回目はアセットの使い方を確かめる場、2回目は複数の解決策を具体化する場、3回目は改善点を詰める場と、段階的に変わりました。
最終報告の資料フォーマットとして6枚が配られましたが、核となる1枚──「事業の流れ」だけは白紙で渡されました。
運営はワークに入る前、メンターの立ち位置についてこう念を押しています。
「我々がぐいぐいリードしていくわけではありません。皆さんに進めていただいて、それをサポートする立ち回りができたらと思っています」
白紙の1枚については、こんな言葉を添えています。
「大事なのはここなんです。皆さんが考えている事業が、誰がどう動いて、お金がどう流れるのか、ここを図示していただきたいです」
参加した学生は、伴走の密度をこう書いています。
「メンターの方はほぼつきっきりでコンサル的な思考法、業務の進め方を教えていただき、経験豊富な社員の方が新規事業としての必要性、実現性のところまで忖度なしでご教授くださいました」
最終報告──経営陣が、正面から応えた
最終報告では、中堅企業の班・人材の班がそれぞれ提案を発表しました。講評に立ったのは、マネージャーの比田井、執行役員の桜井、そして代表の有吉です。それぞれの班が、2日間の集大成をぶつけました。
中堅企業の班の提案について、桜井は一つひとつの分析の細かさを評価しました。そのうえで、質疑で聞いて初めて分かった論点が資料に出てこなかったことを、もったいないと指摘しています。
「聞いている人がここは気になるだろうな、というポイントを、資料に作り込んでほしいと思います」
同じ班に、有吉はこう伝えました。
「すごく厳しいことを言うと、ハイタレントの既存事業と何が違うんだっけ、というのが理解できませんでした。ただ、私が最初に話した資料で、会社の考え方を『資本』という言葉で説明してしまったので、そこにとらわれさせてしまったのかもしれません」
そのうえで、有吉はこう締めています。
「もう少しピンポイントに攻めてもよかったかもしれません。そういう案も出ていたと思うので、あとでぜひ話を聞かせてください」
学生の提案が甘かったと言うのではなく、自分が示した前提にも原因があった、という受け止めです。そのうえで、続きを聞かせてほしいという締め方でした。
人材の班では、資料の構成について、比田井がこう助言しています。プレゼンの冒頭で自分たちの立ち位置を明確にしてから話すと、伝わりやすくなるという趣旨です。
「高い視座から入って、我々はここにフォーカスしています、と絞ると響きます」
有吉は、値付けの甘さを指摘しました。
「面白いです。ただ、お金を取ってできるか、お金を払って使おうと思うかが詰まっていません」
こうした講評をどう受け止めたのか。参加した学生は、こう振り返っています。
「私たちの提案を、ただ評価するのではなく、自分がどう共感できて、だからこそこの要素もさらに足していきたい、というコメントをいただきました」

学生が持ち帰ったもの
2日間を終えたあと、学生が持ち帰ったものは大きく3つです。それぞれに、参加した学生の声が寄せられています。
抽象的なテーマを構造化する力
「問題を構造化するために必要な考え方を実践に基づいて習得できました」
事業をお金の流れまで落とす力
「アイデアを出すだけでなく、顧客課題や市場性、実現可能性まで考えながら事業として形にしていくことの難しさと面白さを実感しました」
相手が知りたい順で説明する力
「構造的に考えすぎてしまい論点を広く取りすぎたことが原因で、やや新規性を絞りそれを相手に伝える段階で苦戦したように思えました。今後は、いったん全体的にもう一度視点を戻すことで、より絞って決める能力を高めたいです」
参加後アンケートでは、満足度が10点満点で平均9.64、7割超が満点でした。寄せられた声には、力の話だけでなく、他社のインターンとの比較や、会社の印象に触れたものもあります。
他社のインターンとの違いを挙げた学生がいました。
「今まで別のインターンでは、既に『解答例』があるものなどに取り組むことが多かったため、自分ですべて考えて挑戦するということは非常に新鮮で、難しいながらも価値があることだと感じました」
会社の印象については、別の学生がこう振り返っています。
「参加前は、コンサルティングに近い事業を行っていることから、常に緊張感のある雰囲気をイメージしていました。しかし、実際には社員の方々の空気感はとても穏やかで、学生に対しても親しみやすく接してくださいました。
一方で、新規事業立案に対するフィードバックでは、細部の詰めや根拠の不足などについて非常に鋭い指摘をいただき、仕事に対する真剣さも強く感じました。普段の親しみやすさと、仕事に対して妥協せず向き合う姿勢の両方を持っている点が、特に印象に残っています」
キャリアを、自分ごとにする
2日間の最後に、運営は話題を学生自身のこれからのキャリアに移しました。大切なのは会社の大きさやブランド力ではなく「キャリア安全性」だと位置づけました。「キャリア安全性」は環境に依存せずどこでも価値を生み出せる状態のことで、それを左右するのは20代の過ごし方だと述べました。
続いて、有吉はこう語っています。
「誰かが『やる』と言わないと、絶対に新規事業は立ち上がりません。どんなにいいビジネスモデルでも、やる人がいなければ立ち上がらないんです」
有吉が実例に挙げたのは、新卒入社で、いまは株式会社Think For Yourselfの取締役を務める羽鳥です。同社はハイタレントのグループ会社で、戦略コンサル選考対策サービス「Prismアカデミー」と、人材紹介事業「Prism」を展開しています。この事業を引き継ぎたいと手を挙げたのが羽鳥でした。誰かが「やる」と言ったから、その事業はいまも続いています。
そのうえで有吉は、枠組みにとらわれず新たな仕組みを事業としてつくっていきたい、と語りました。
「そういった部分を一緒にやれる人を探しています」
参加した学生は、キャリアの捉え方が変わったと語っています。
「コンサルで働く働かないに関わらず、自分のキャリアを企業に任せるものではなく、自分ごととして捉えられる素晴らしい機会になりました」
締めくくりに、ハイタレントが掲げる言葉が1枚映されました。
「意志ある個が、共鳴する未来を。」

まず一人が手を挙げ、そこに意志を持った人が集まって、初めて物事が動きます。それがハイタレントの根っこにある価値観です。

2日間で終わらせない
クロージングの最後、運営は参加者限定の面談「Navigate」を案内しました。
2日間を振り返り、できたこと・できなかったことを踏まえて後日じっくり相談できる機会で、自己分析を言語化する1回目と、そこで出てきた悩みを解きながら就活の軸を磨く2回目に分けて実施されます。2日間の熱量だけで終わらせない設計です。

次回のご案内
“Glow”のようなインターンシップは、内容を見直しながら次回の開催を検討しています。日程が決まりましたら、あらためてご案内します。
それまでの間は、会社説明会を随時開催しています。事業の中身、働き方、選考の流れまでお話ししたうえで、質問にもその場でお答えします。
「難しいからこそ、価値がある」
その中身をもう少し知ってみたいと思った方は、まずは会社説明会にお越しください。
ワンキャリアより随時イベント募集中です!
最後までお読みいただきありがとうございました。


